ジブン研究とは

ABOUT

ジブン研究は、『自分にしかない強みと、魅力を発見する』をコンセプトにした対話型プログラムです。

メインファシリテーターを含む3人1組のグループになって、客観的な意見を織り交ぜながら、自分でも気づかなかった自分の特性を見つめ、それらに触れながら、言語化するプロセスを辿っていきます。

01記録 02認知 03対話 04再認知

記録<日々の行動を記録する>

感情が大きく揺れ動いた出来事、それに対する自分の行動とそのとき浮かんだ自分の考え、感情をパーセンテージで表します。
また、考え方の癖を知るために、自分の考えの根拠となる事実や自分の考えとは反対の事実や例外の事実などを記録していきます。

認知<自分自身をまず認知する>

言語化することで、自分が感じた感情を味わいます。
特に感情は、自分でも気づいていない劣等意識や嫌悪感、罪悪感、恐怖、そして不安によって押し込められていたり、圧倒されていることがあります。まずは、自分でも気づいていない、触れないままにしているこころの状態を見つめます。

対話<自分の捉えた自分を他者に話してみる>

感情が大きく揺れ動いた出来事があった時、自分は「こう思った」「こう感じた」「こんな行動を取った」という主観を他者に伝えます。

再認知<自分をもう一度捉える>

自分の主観を聞いていた他者から、質問をしてもらったり、どう思ったかのフィードバックをしてもらいます。
対話の中に他者が存在することで、自分では認識が難しかった「新しい自分」に気づくことに繋がります。

波線

こんな方におすすめ

  1. 自分の感情をコントロールするのが難しくて悩んでいる
  2. 感情的になりやすく、他者との関係性で悩んだことがある
  3. 相手のことを考えすぎて、自分の意見を言えない
  4. 自分の考え方や思考の癖を振り返り、言語化していきたい
  5. 他者に自分のことを適切に伝えられるようになりたい
  6. 自分の思考や感情のパターンを掴み、自分と上手に付き合っていきたい
波線

参加者の声

VOICE

「なにかを成し遂げなければならない」という気持ちが常に自分にありました。チームの人とセッションを繰り返していくうちに、その気持ちを手放していけたと思います。
できなくても空っぽでも体調が悪い日があっても、自分からのサインだと受け取り、助けてと周りに頼ることができるようになりました。自分がどんどん愛おしく感じられるようになりました。

朝山悠衣

朝山悠衣(学生)

参加前は、自分の気持ちは伝えても意味がないと諦めていました。しかし、ジブン研究の仲間に今まで話せなかった自分の話を聞いてもらい、嬉しさや安心感を沢山もらいました。それにより自分の気持ちを少しずつ伝えられるようになり、本音で話せる相手が増えました。傷つくこともあるけれど、その時はジブン研究の仲間に聞いてもらおうと、今でも心の支えになっています。

朝山悠衣

石山愛莉子(社会人)

セッションでは、「人に頼ることができない」という普段話すことがないテーマについて話しました。結果、頼れない自分を許し、「たまには頼ってもいいんだよ」と自分にOKを出せるようになりました。「頼ること」を含め、自分があらゆる「~べき」に縛られていたと気づきました。今でも、「~べき」と思い込むことがありますが、ジブン研究で話したことを思い出し、しがらみから抜け出すことができています。経験を通して、もっと「ジブン研究」の取り組みが広がっていったらいいなと願ってます。

朝山悠衣

高橋淳(社会人)

自分に一番かけてあげたい言葉は「大丈夫」ということ。それがとても難しいと感じています。
でも、わたしの周りには守ってくれる人がたくさんいて、生き生きとできる世界があって、その中に居るということを対話を通して教えてくれた場所です。

朝山悠衣

関野菜子(社会人)

波線

運営プロフィール

PROFILE

原田 優香
Harada Yuka

原田優香

1994年生まれ。
社会福祉士(第2087770号)、精神保健福祉士(第76385号)、産業カウンセラー

仮設住宅の訪問相談員として生活困窮者支援を宮城県石巻市で実施。身近な人が特性で苦しんでいる姿を見ていた為、その人の「本人の努力ではどうにもならない生きづらさ」に問題意識を持つようになる。
自身も20代前半の頃、感情の起伏が激しく辛かった経験を経て、薬以外で自分と上手に付き合う方法を考える為に、ジブン研究を立ち上げる。
得意なことは、かすかに揺れ動いた感情を掴み、言語化すること。
想いがこもっていることや物が大好きです。

千葉 桃
Chiba Momo

千葉桃

1996年生まれ。人のヤミが好きなだけの人。
山の中を駆け回って育った野生児。小学5年生で初めて社会の「普通」と出会い、「普通」になれない自分に苦しみながら生きる。社会に適応するために自分を否定しつづけて生まれた"ヤミ"と、今も一緒に生きている。
社会の「普通」という枠組みが合わなくても、私は私のままで生きたい。そして同じように、心の奥にヤミを抱える人たちにも、本当に大切にしたいものを大切にして生きていいんだよって、伝えたい。
ヤミを悪者にして隠すのではなく、自分のヤミも人のヤミも愛せる、しんどい時にしんどいって言える社会をつくりたい。
人のヤミが好きすぎて、ヤミの存在を感じると、ヤミセンサーが反応して愛が溢れる。得意技は、ヤミが本当に伝えたいことを探っていく"ヤミ対話"。

大滝 文一
Otaki Bunichi

大滝文一

1992年生まれ。認定キャリアコンサルタント・コーチ。早稲田大学卒。在学時、自分との対話を通して気づきを生み出し課題解決に繋げるコーチングに出逢い、学びを深める。
大学卒業後、米国発の世界的な表現教育「ヤングアメリカンズ」を手がけるNPOで5年間プログラムの企画運営を行い、全国20都府県で述べ5万人以上と場作りをする。
参加者が自分を信じ、勇気を出して一歩踏み出す場作りに携わる。旭川にUターン後、世代を超えて英語で学ぶアフタースクールを立ち上げ。個人でもコーチング・キャリア教育を主に学校・企業・政府と横断的にプロジェクトを行う。
2021年秋よりUniversity of Gothenburg 修士課程に在籍し、現在はスウェーデン在住。大学院では学習科学を専攻しながら、豊かな学びを実践的にどう創っていくか研究中。

木村 希
Kimura Nozomi

木村希

1994年3月生まれ。「普通」や「正解」への抗いの気持ちを持ちながら、大学で芸術理論(記号論・美学・哲学など)を学ぶ。
「分からないもの」の可能性を信じて、心が自由になる瞬間を日常の舞台であるまちに染み込ませたいと考え大学院で都市計画を専攻し、新卒で鉄道会社に就職。
都市開発や沿線の土地資産活用に携わるも、規模の大きさや地域との距離感に疑問を感じ、
退職後は「顔の見える関係」や「想像できる範囲を広げる」ことを意識しながら活動中。地域に関わるワークショップの設計・ファシリテーション、物件活用の企画提案、プロジェクトマネジメントを行いながら、文化や社会福祉の分野での「場づくり」のサポートにも携わる。
人の表現に触れること、気付きの瞬間、ドキュメンタリー、深い青が好き。

波線

ジブン研究が目指す場所

VISION

ジブン研究の根底には「変わっても変わらなくてもあなたの価値が変わることはない」という考えがあります。

私たちは幼少の頃から「できる、できない」の能力で評価され、「できない」ことは「できる」ようになれ、と教えられてきました。

でも、本当に「できる」ようになることがゴールでしょうか。
もしかすると、「できない」ままでも良いのかもしれません。

ジブン研究は、変わっても変わらなくてもあなたの価値が変わることはない、という信念のもと「自分と向き合いたい」という気持ちに伴走していくことを大切にしています。

このページを読んでくださっているみなさまへ

初めまして。原田優香(はらだゆか)と言います。
「ジブン研究」を主催する私にも、自分の好きになれない「特性」がありました。

調子が良いとその「特性」はあまり出てきませんが、調子が悪くなると(生理前や低気圧、他人と諍いがあった時など)特に人間関係の面でこれらの「特性」が過敏に出やすくなります。人の目を気にしすぎてしまったり、過剰に不安になったり、二分化思考に陥ったり。随分悩んできました。

その都度「こんな私は駄目だ!」と自分を責めていました。通院や処方された薬を飲んだ時期もありましたが、快方に向かうことはなく、自分に対する絶望は深まるばかり。なのに、プライドが邪魔して誰にも相談できず、悩む日々。

そんな時、変わろうとしている私に、安心する言葉をかけ続けてくれる人に出会いました。それから毎日日記を書いて、自分がどういう状態だと調子が悪くなるのかを考察し、言語化するように。その結果、自分のパターンが少しずつ見えてきて、怒りの振れ幅も少しずつ小さくなって、今は特性が強く出ることも随分減りました。

その時に私は、何があっても見捨てず、向き合ってくれる他者の存在が人の変化にとても重要だと気付きました。
同時に、これは私だけが持っている特別な特性じゃないかもしれない、と。

誰しもが何らかの「特性」を持っていると思っています。
でも、その「特性」とうまく付き合う方法は誰も教えてくれません。
だからこそ、自分一人ではどうすることもできずに、悩んでいる人がいるんじゃないか。
だったら、私から自分の「特性」をオープンにすることで、楽になれる人もいるんじゃないか。必要とする人が1人でもいるなら、その人に届けたい。そう思って始めました。

参加するのはとても勇気がいることだと思います。自分と向き合うことも、そんなに簡単なことじゃない。投げ出したくなることも、諦めたくなることもあるかもしれません。
でも、その勇気に、全力で向き合ってくれるメンバーがここにはいます。
きっと大丈夫です。安心して参加してみてください。
ジブン研究は、いつでもあなたを、お待ちしています。

原田優香